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すみやかな核兵器の廃絶を

広島に原子爆弾が投下された日から71年を迎えた8月6日、JR出雲市駅前にて井原優出雲市議、吉井安見出雲市議予定候補、後藤由美党地区委員長らとともに核兵器廃絶を求める署名活動に取り組みました。多くの方から署名が寄せられました。ご協力ありがとうございました。

 

1945年の8月6日と9日、米軍が投下した2発の原子爆弾は、一瞬に広島・長崎を壊滅させ、数十万の人びとを無差別に殺傷しました。真っ黒に焦げ炭になった屍、ずるむけのからだ、無言で歩き続ける人びとの列。生き地獄そのものでした。生きのびた人も、次から次と倒れていきました。70年が過ぎた今も後障害にさいなまれ、子や孫への不安のなか、私たちは生き抜いてきました。もうこんなことはたくさんです。―「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」より

 

被爆から71年。被爆者の平均年齢は80歳を超えています。被爆国日本の政治が被爆者の訴えにどのように向き合うのかが問われています。

 

昨秋の核不拡散条約(NPT)再検討会議では、条約に加わる8割以上の国が、核兵器は非人道的として、全面廃絶を打ってる共同声明を発表しました。今年も国連総会が設置した作業部会で、核兵器禁止条約が本格的に議論されるという前進も生まれています。この会議では、参加した日本被団協代表の訴えに、各国政府の代表から称賛の拍手が送られました。

対照的なのが日本政府です。会議をボイコットした核保有国の「代弁者」のように核兵器禁止条約の交渉に反対し、批判を受け孤立しました。被爆国にふさわしい立場とは言えません。

 

「後世の人びとが生き地獄を体験しないように、生きている間に何としても核兵器のない世界を実現したい」(国際署名)被爆者の訴えに真摯に向き合う、被爆国にふさわしい政治を一刻も早く実現することが強く求められています。