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子どもの医療費無料化を中学卒業まで拡充することを求める請願が「不採択」に

今議会に提出されていた「乳幼児医療費助成制度を拡充し、窓口負担を中学校卒業まで無料にすることを求める請願」が14日の文教厚生委員会で審査されました。

 

私は「子育ての経済的負担の軽減を求める声は大きく、中でも医療費助成の拡大を求める願いは強い。県内でも中学卒業までが大きな流れであり、出雲市でも踏み出すべき」と採択を主張しましたが、自民、民主系議員の多数により「不採択」とされてしまいました。

 

「不採択」の理由はというと、「子育て支援は総合的に行なわれるもので他施策とのバランスを欠く」(自民系)「無料は良くない」(自民系)というものでした・・・。

 

出雲市では現在、3歳未満までが「無料」で、就学前まで無料にするのにあと4000万円、小学卒まで無料にするのにあと3億8000万円、中学卒業まで無料にするのにあと5億6000万円あれば実現が可能です。

 

市の子育て支援課は、「医療費助成制度は意義あるもの」「自治体のよって差があるのはおかしい」とし、「本来は国の制度として実施すべきもの」「県に対して拡充を要望していく」など、市単独での助成に否定的な考え。とはいえ、あとは市長のやる気と施策の優先順位の問題と思われます。