3月23日に最終日を迎えた2月議会。新年度の予算を審査する一年の中でも特に重要な議会です。
しかしながら、介護保険料の大幅値上げ(基準額4450円から5420円へ)、上水道料金の引き上げ(一般家庭で12%程度)、障がい者福祉タクシー制度への所得制限の導入で対象者656人の切り捨て、コミセンへの予算削減・・・。市長はとにかく「財政難」を口実にして次々と大切な予算を削りました。この一方で、来るあても無い企業のために工業団地の造成(15〜30億)に着手するといいます。
結局、多くの問題を抱えた予算だったにもかかわらず、自民党系議員などの賛成多数で可決(しかも予算案に対する賛成討論は一人も無し)。情けない気持ちにさえなってしまいます。市民からは「出雲市は障がい者に冷たいまちなのか」「いまどき工業団地の造成だなんて考えられない」こんな失望の声が寄せられています。
福祉を削る一方で大型開発。こんな市政でいいはずがありません。引き続き、市民のみなさんと力を合わせて市民の暮らしを守るために全力でがんばる決意です。