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小中学校の統廃合計画に批判続出

先日、学校再編計画をめぐって、市内稗原地区の自治協会の役員の皆さんと意見交換をおこないました。再編計画では、市内に42校ある小学校を28校へ、16校ある中学校を15校へ、30園ある公立幼稚園を26園へと大きく再編することが盛り込まれています。

 

以下、素案より。

 

(小学校の再編方針)

1.上津小を大津小に統合

2.朝山小、乙立小、稗原小を統合し出雲南小(仮称)を新設

3.西田小、鰐淵小、北浜小及び猪目分校を統合し平田西小(仮称)を新設

4.塩津小及び佐香小を久多美小に統合し平田中央小(仮称)とする

5.檜山小、東小及び伊野小を統合し平田東小(仮称)を新設

6.窪田小を須佐小に統合し校名を佐田小(仮称)に変更

7.田儀小を岐久小に統合し校名を多伎小に変更

8.鵜鷺小、日御碕小を大社小に統合

 

(中学校の再編方針)

1.向陽中が開校した後に光中を平田中に統合

 

(幼稚園の再編方針)

1.上津幼稚園、乙立幼稚園、日御碕幼稚園、鵜鷺幼稚園の廃止検討

 

現在、市教委はパブリックコメントを募集している他、再編対象の学校や地元関係者に対し素案の説明を行っているところです。住民からは「ますます少子化が進む」、「財政難が理由とは納得いかない」、「地域が廃れてしまう」など、批判的な意見が相次いで寄せられています。

 

学校のあり方については、子どもたちにとって最善の教育環境とは何か、二つに地域のコミュニティーの拠点としての役割がどうか、などを地元住民を中心に広く徹底的に議論し、十分な合意のもとで検討されるべきものと考えますが、教育委員会からの上からの押し付けである今回の学校再編計画(素案)は直ちに撤回すべきです。