「出雲市自治基本条例」は、時間をかけてじっくり議論を

出雲市では「自治基本条例」の策定を目指し、市民から公募した委員で構成する「市民懇話会」にて議論が進められています。

先日、議会に「中間まとめ」が報告されましたが、今後、市民や各種団体等と意見交換等を経て、来年の3月定例議会に条例案を議会に提出するとのことです。

「懇話会」は、岡山大学の小山正善教授、島根大学の毎熊浩一准教授がアドバイザーとなり、17名の委員によって構成され、これまでに全体会19回、分科会7回と、活発に議論が繰り広げられてきました。

私も一度だけではありますが、会を傍聴しにお邪魔しました。その日は予定時間を超え、遅い時間まで自由で熱心な議論が行われており、中身は別にして「議会よりも活発だな~」なんて感じたものです。

今回発表された「中間まとめ」は、1.自治基本条例の基本的な考え方、2.めざすまちづくり、3.まちづくりの担い手、4.まちづくりの制度や仕組み等の大きく4項目で構成されています。

詳しくは出雲市自治基本条例ホームページをご覧下さい http://p.tl/DC2I

「懇話会」での苦労の様子が伺えますが、「市民」や「まちづくり」をどう定義するのかということや市民への努力義務を課すこと等の「市民の責務」のあり方など、条例化するには課題も多いなと感じました。

中でも、NPO法人に対し「公共的サービスの担い手」としての役割や「公共的課題の解決や公共的サービスの提供」を求めていることについては、「住民の福祉を増進する」という自治体本来の役割と責任が後退することを危惧します。条文化については慎重な対応を求めたいところです。

ともかく、今後は、これらをベースにして全市民的な議論を起こし、期限にこだわることなく議論を深め、更に練り上げていってほしいものです。

今後、どうなるのか注目したいと思います。